連帯経済情報@日本語

Archive for 11月 2013

さて、来年10月6日(月)から9日(木)にかけて、カナダはケベック市で協同組合国際サミットが開催されるという情報が入ってきましたので、こちらでもご紹介したいと思います。

http://www.sommetinter.coop/en_CA/home.html (英語・フランス語)

このイベントについては、まだ1年近く先ということもあってそれほど情報は入っていませんが、詳細が分かり次第お知らせしたいと思います。

さて、韓国はソウルで11月5日から7日にかけて開催された社会的経済国際フォーラムの内容報告サイトが公開されましたので、お知らせしたいと思います。なお、日本からは京都市と横浜市も参加しています。

英語版: http://www.gsef2013.org/session/session_1_k.asp?sMenu=sse1
韓国語版: http://www.gsef2013.org/session/kr_session_1_k.asp?sMenu=sse1

機械翻訳を使うと、韓国語については比較的正確な日本語訳が出てきますので、英語の苦手な方は

http://www.excite.co.jp/world/korean/web/

などウェブサイト翻訳サイトをご利用になってみてください。

さて、一昨年邦訳が刊行された「連帯経済」の編者で、連帯経済分野においては世界でも第一人者と言えるジャン・ルイ・ラヴィル氏が来日し、来週 東京で講演を行うことになったという情報が入りましたので、こちらでもご紹介したいと思います。ご参考になれば幸いです。

このたび,「ラテンアメリカの連帯経済研究会」(代表 幡谷さん(上智大学))の招聘で,「連帯経済」の概念の提唱者,ジャン=ルイ・ラヴィルさん(フランス,CNAM)が12月3日~10日の予定で来日されます.この機会を利用して,12月6日(金)に明治大学の「大学院ゲスト講師」の制度を利用して,公開のセミナーを開くことになりました.連帯経済とは何か,その日本やフランスおよび世界各国の実態はどうなっているのかなどについて,ラヴィル氏との対話を基に理解を深めるセミナーにしたいと考えています.

協同組合学会も共催団体になっています.ぜひ会員の皆様の積極的なご参加をお待ちしています.また,講演会形式ではなく,こちらであらかじめ論点を整理して,ラヴィル氏に投げかけるという形にする予定です.そこでお願いがあります.会員の皆様が,フランスの連帯経済とは何か,運動・理論の点からみて,それと協同組合との関係はどうなっているのか,協同組合陣営はこの議論にどのようなスタンスを取っているのかなど,こういうことを聞きたい,知りたいという点などございましたら,北島にまでお寄せいただきませんでしょうか.私の方でそれらを整理し,当日は,その論点毎にまとめたものをラヴィル氏に質問したいと思います.まとめきれない質問も出てくるかと思いますが,そのような場合には是非,当
日,直接に氏におたずねください.

明治大学大学院 ゲスト講師招聘講義

連帯経済の射程~日本,フランス,そして世界の現実との対話から

フランスにおける「連帯経済」論の第一人者であるジャン=ルイ・ラヴィル氏の来日に合わせ,公開研究会を開催いたします。当日は,同じく日本における連帯経済論第一人者である北島健一氏から,連帯経済論の射程について簡単にお話いただいた後,連帯経済とは何か,その日本やフランスおよび世界各国の実態はどうなっているのかについて,ラヴィル氏との対話を基に理解を深めてゆきます。

ゲスト・スピーカー:

ジャン=ルイ・ラヴィル(Jean-Louis Laville)氏

フランス国立工芸学院(CNAM)教授。社会的経済・連帯経済専攻。博士(社会学)。

現代フランスで一般に用いられる「連帯経済」の概念の提唱者。フランスおよび欧州における非営利・協同組織研究において主導的な役割を果たしている。

また,Voluntas(米国)など国内外の学術誌における編集委員のほか,国際サードセクター研究協会(ISTR)の理事など専門学会でも要職を務める。

司会・進行:北島健一氏(立教大学コミュニティ福祉学部教授)

日時・場所:2013年12月6日(金) 13:00 ~ 15:00

明治大学駿河台キャンパス リバティタワー15階1155教室

※英語での実施。通訳付き。参加無料。

主催:明治大学大学院商学研究科 (柳沢敏勝研究室)

共催:日本協同組合学会,社会的企業研究会,日欧社会的企業研究ユニット(明治大学),「ラテンアメリカの連帯経済研究会」

【講師紹介】

ジャン=ルイ・ラヴィル(Jean-Louis Laville)氏

フランス国立工芸学院(CNAM)教授。社会的経済・連帯経済専攻。博士(社会学)。

現代フランスで一般に用いられる「連帯経済」の概念の提唱者。フランスおよび欧州における非営利・協同組織研究において主導的な役割を果たしている。

また,Voluntas(米国)など国内外の学術誌における編集委員のほか,国際サードセクター研究協会(ISTR)の理事など専門学会でも要職を務める。著書は邦訳に『連帯経済』(生活書院,2011年)などがある。

(参考文献)

『連帯経済-その国際的射程』ジャン=ルイ・ラヴィル編,北島健一・鈴木岳・中野
佳裕訳,生活書院,2012。

Jean-Louis LAVILLE, “What is the third sector ? from the non-profit sector
to the social and solidarity economy: theoretical debate and European
reality”, EMES European Research Network 2011, WP no. 11/01.



  • なし
  • 鶴岡達也: 初めましてこんにちは。 たまたまこちらの記事にたどり着いたのですが、地域通貨の国際大会が行われたと知
  • トラネコ (@Toraneko280): 政治が無策でも世界は手を差し伸べてくれる。大航海時代を開いたポルトガルは不思議に日本的な部分が有る。
  • ほんだ さちよ: すごくおもしろい企画ですね。わたしはベルギー在住ですが、ベルギーでも農業という形で受け入れてくれると