Archive for 5月 2013
韓国の協同組合基本法
Posted 5月 25, 2013
on:さて、韓国で協同組合基本法が昨年成立しましたが、その全文(日本語訳) について教えていただきましたので、こちらでご紹介したいと思います。
クリックしてkannkokukyodokumiaikihonho.pdfにアクセス
スペインの協同組合法と比べると以下の違いがあると言えます。スペインについては国の法律に加 え、カナリア州とカンタブリア州を除く15州で州法がありますが、ここでは以下国の法律と比較いたします。
スペイン法(スペイン語): http://noticias.juridicas.com/base_datos/Privado/l27-1999.html
- 組合員数: 最低5名(スペイン法では最低3名)
- 組合員の出資額制限: 1人が30%を越えてはならない(スペイン法では3分 の1(33.333…%)までOK)
- 出資額: 最低額なし(スペイン法では最低3000ユーロ)
- 金融業務: 禁止(スペイン法では基本的に認められている): これについ ては韓国法に詳しい方に質問する必要がありますが…。
- 社会的協同組合(地域社会への取り組みや脆弱階層に雇用あるいはサービ スを提供することなどを主目的とする協同組合): スペイン法の社会的イニシアティブ組合が類似
- 協同組合連合会: スペイン法の「2次組合」(cooperativa de segundo grado、複数の協同組合を組合員として構成される協同組合)に似ているが、お そらく実態は違うものと思われる
- 協同組合の種類について: 特に規定なし(スペイン法では労働者組合、住 宅組合、農協などさまざまな組合を定義)
今後もスペイン・韓国の両国の関係者とその詳細について詳しく話し合って ゆきたいとは思いますが、ご参考になれば幸いです。
ウズベキスタンで社会的企業が勃興
Posted 5月 1, 2013
on:さて、ウズベキスタンでも社会的企業が勃興しているということです。同国労働・社会保護省のサイトによると、最近社会的企業見本市が開催され、同国内の34社が参加したということです。また、500名以上の雇用が社会的企業により生まれているとのことです。
詳細(英語): http://www.mehnat.uz/en/showblock/84
旧ソ連地域は社会的連帯経済のネットワークの枠外であったことを考えると、これは大きなニュースです。同国にとどまらず、周辺諸国(そしてロシアを含む旧ソ連諸国)にも同様の取り組みが広がって欲しいものです。