連帯経済情報@日本語

Archive for 3月 2013

さて、南仏のミディ・ピレネー地方(中心都市トゥルーズ)というと、トゥルーズ市内で流通している地域通貨SOL-Violetteが有名ですが、この地方の持
続的開発局が減価する貨幣の導入を検討しているというニュースが入りましたので、お届けしたいと思います。

減価する貨幣により無利子融資を促進して、地域経済の発展を促すのが目的のようです。まず同地方通貨の準備委員会的な役割を果たすNPOを 近日中に創 設した上で、来年にも電子通貨として本格的導入をしてゆくつもりのようです。

3月15日にポルトガル議会で社会的経済基本法が可決されたという ニュースが入ってきましたので、お届けしたいと思います。なお、ヨー ロッパでは、2011年3月に可決されたスペインに次いで2カ国目となります。

2011年3月に可決されたお隣りスペインの社会的経済法と比べると、いくつかの違いが言えるかと思います。

  • スペイン法と比べると、NPOに対する規定が複雑であり、包摂起業が含まれない一方で、(主にカトリック教会系の)慈善団体が含まれる。
  • スペイン法にはないデータベースの作成が規定されている。
  • スペイン法にはない税制優遇に関する規定がある(詳細は別の法令の成立を待つ必要があり)

以上、ご参考になれば幸いです。

ポルトガルの社会的経済のポータルサイトが開設されましたので、それについてもご紹介したいと思います。

http://www.zoom.org.pt/ (ポルトガル語)

ポルトガル国内で社会的経済のさまざまな活動(医療、農業、スポーツ、文 化、観光、国際協力、教育、住宅、工業、サービス業、金融など)に取 り組んでいる団体がリストアップされています。今後さらにコンテンツが拡充すると思いますので、それを期待したいと思います。

さて、7月11日(木)より14日(日)までブラジルはリオ・グランデ・ド・スー ル州サンタ・マリア市で開催される第2回連帯経済社会フォー ラムおよび見本市の参加申し込み受付が始まりましたので、ご連絡したいと思います。

詳細(ポルトガル語): http://www.esperancacooesperanca.org.br/index.php?option=com_content&view=article&id=205&Itemid=98

中南米の連帯経済を直接知るいい機会だと思います。おそらく英語<>ポルト ガル語であれば誰かに通訳を頼むことができると思います。遠隔地ではありますが、ご参加を検討の方はmig@olccjp.netまでご連絡くだされば、情報を整理してお伝えしたいと思います。

アジア各国の連帯経済の事例を紹介した本が、PDFファイルとして公開されましたのでご紹介したいと思います(英語)。

http://www.socioeco.org/bdf/_docs/solidarity_book_26.2.2013.pdf

アジアは言語的にも文化的にも宗教的にも多様で、まだアジア全域を完全に網羅した形にはなっていませんが、フィリピン、マニラ、インドネシア、インド、韓国、そして日本などの事例が紹介されています。ご参考になれば幸いです。

10月15日から18日までフィリピンはマニラで開催されるRIPESS(社会的連帯経済推進者大陸間ネットワーク)の仮プログラムが発表されました。

http://es.scribd.com/doc/128330042/Ripess-Global-Forum-Manila-2013-Program
(英語)

  • 10月15日: 午前は開会セレモニーおよび政治・景気の分析、午後は各大陸(アジア、アフリカ、中南米、北米、欧州、オセアニア)における社会的連帯経済の現状報告
  • 10月16日: 自由討論日。各大陸ごとにブースが提供され、ブース内で他大陸の人と連帯経済関係の諸問題を話し合ったり、協力関係を構築したりする
  • 10月17日: 午前中はグローバルな問題についての討議、午後は各部門別の議論
  • 10月18日: 午前中は各大陸での議論、午後は閉会

政治・景気の分析では世界的に有名な方に基調講演を行ってもらう予定になっていますが、その中にはルラ・ブラジル前大統領(任期中に連帯経済の推進に尽力)、アマルティア・セン(ノーベル経済学賞受賞者)およびナオミ・クライン(資本主義を告発する本を多数出版しているカナダの作家)などの名前が出ています。特にルラ氏の場合は、退任後もブラジル国内外で非常に高い人気を保っており、この勢いをアジアにも伝えてもらいたいですが…。



  • 鶴岡達也: 初めましてこんにちは。 たまたまこちらの記事にたどり着いたのですが、地域通貨の国際大会が行われたと知
  • トラネコ (@Toraneko280): 政治が無策でも世界は手を差し伸べてくれる。大航海時代を開いたポルトガルは不思議に日本的な部分が有る。
  • ほんだ さちよ: すごくおもしろい企画ですね。わたしはベルギー在住ですが、ベルギーでも農業という形で受け入れてくれると