連帯経済情報@日本語

Archive for 9月 2012

英国ブリストルで、新しいタイプの地域通貨が生まれましたので、お知らせしたいと思います(上記の動画は、BBCで2012年6月に放送されたもの)。

ここ数年英国では、ピークオイル(石油の生産量がピークに達し、その後減ってゆく)という理論から、脱石油文明を目指したトランジション・タウンズ(リンク先は日本のサイト、日本語)と呼ばれる街づくりが盛んになっていますが、その一環として地産地消の道具としての地域通貨にも注目が集まっていて、いくつかの地域で実践されています。ただ、今日発足するブリストル・ポンドについては、以下の3点で他の事例とは違うようです。

  1. 市町村単位ではなく広域地方圏で使える通貨(半径80kmで使用可)
  2. 地元の信金と提携
  3. 市役所の参加

ホームページを見る限り、かなり準備周到にシステムが用意されているようで、地域通貨建ての口座も持つことができるようです。

ブリストル・ポンドの公式サイト(英語): http://bristolpound.org/
ブリストル・ポンドを支援している英国の新経済学財団サイト内での情報(英語):
http://www.neweconomics.org/blog/2012/09/19/bristol-pound-marks-new-era-for-local-money

かなり面白いことになってそうなので、英国方面にいらっしゃる機会のある方は、ご覧になってみるとよいでしょう。

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カナダの社会的経済というと、どうしても仏語圏のケベック州のイメージが強いのですが、社会的経済の実践は英語圏カナダでも見られ、カナダ全国規模の研究ネットワークが存在します。

http://socialeconomyhub.ca/ (英語・仏語)

このサイトを久しぶりに覗いてみたところ、社会的経済についての刊行物が英語で3冊出ていることがわかりましたので、ご紹介したいとお届けします。

  1. 理解の研究: カナダ社会的経済研究パートナーシップの研究成果
  2. カナダの公共政策と社会的経済
  3. 地域社会と大学研究のパートナーシップ: カナダの社会的経済の事例に関する考察

社会的経済の研究というと、どうしてもラテン系諸国が盛んなので、フランス語やスペイン語、ポルトガル語といったラテン系言語ができないと辛いという側面はありますが、この研究成果を見る限り、カナダであれば英語さえできればそれなりの研究ができる環境が整備されているようです。ラテン系言語は苦手だけど、英語なら苦にならない方なら、ご参考になるかと思いますが…。



    • 鶴岡達也: 初めましてこんにちは。 たまたまこちらの記事にたどり着いたのですが、地域通貨の国際大会が行われたと知
    • トラネコ (@Toraneko280): 政治が無策でも世界は手を差し伸べてくれる。大航海時代を開いたポルトガルは不思議に日本的な部分が有る。
    • ほんだ さちよ: すごくおもしろい企画ですね。わたしはベルギー在住ですが、ベルギーでも農業という形で受け入れてくれると