連帯経済情報@日本語

香港の社会的企業の概況

Posted on: 4月 22, 2013

さて、香港の社会的企業の概況が入ってきましたので、お知らせしたいと思います。

http://www.socialenterprise.org.hk/sites/default/files//general/powerofgood_72(dpi)_0.pdf (英語・繁体中国語)

これによると、香港でも社会的企業は、222団体(2007~2008)から406団体(2012~2013)と、この5年間で倍近くに増えています。このうち60%はNPOとして、39%は会社として法人登録されており、協同組合はわずか1%に過ぎません。

また、社会的企業の目的としては(複数回答)、

  • 71%: 社会的弱者への雇用創出
  • 69%: 社会的弱者への職業訓練
  • 29%: 社会的包摂の推進
  • 26%: 満たされていない社会的ニーズの充足
  • 20%: 環境保護の推進
  • 7%: フェアトレードの推進

となっており、1人あたり平均で37時間が職業訓練に充てられ、平均時給は37香港ドル(約476円)となっています。

業務分野としては多い順に(これも複数回答)

  • 28%: 生活雑貨
  • 27%: 飲食業
  • 24%: 医療介護
  • 15%: 業務サポート
  • 13%: 環境にやさしい製品あるいはリサイクル
  • 10%: 教育および研修
  • 8%: 住宅の清掃やリフォーム

などとなっており、資金源としては(複数回答)

  • 50%: 香港政府の支援
  • 24%: 関連非営利団体からの支援
  • 22%: 自己資金
  • 13%: その他支援
  • 2%: ファンドレイジング

となっています。香港では香港上海銀行(HSBC)が社会的企業の推進にかなり積極的に取り組んでいるので、もうちょっと大企業からの資金援助が多いかと思ったのですが、そうでもないようですね(関連非営利団体経由もあると思いますが)。

主な問題点としては(複数回答)

  • 製造コストの高さ: 52%(特に中国大陸と比べると香港は人件費が高い)
  • 事務所などの賃料の高さ: 49%
  • 管理職の不足: 42%
  • 公的認知不足: 41%
  • 融資源不足: 25%
  • 社会的弱者の人事管理の困難さ: 24%
  • 市場の小ささ: 21%

となっています。

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    • 鶴岡達也: 初めましてこんにちは。 たまたまこちらの記事にたどり着いたのですが、地域通貨の国際大会が行われたと知
    • トラネコ (@Toraneko280): 政治が無策でも世界は手を差し伸べてくれる。大航海時代を開いたポルトガルは不思議に日本的な部分が有る。
    • ほんだ さちよ: すごくおもしろい企画ですね。わたしはベルギー在住ですが、ベルギーでも農業という形で受け入れてくれると
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